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[Necro Boy] 自然共存を求む者 (33)
- 2006/10/29(Sun) -

リシェットが召喚した大蜘蛛、ソードスパイダーは、その場から上へと高く飛び跳ねる。
 それを、眼で追うゲルドリック。しかし、夜の上空は、位置が確認し辛い為、途中でソードスパイダーを見失ってしまった。
「フン!端から、この場の状況を利用するとは、一応に、知能はある様だな……、いや、習性と言った方が自然か……」
 ソードスパイダーの姿が確認出来ない上空を、首を左右に振りながら、辺りに気を配る。
 だが、上ばかり気にし過ぎている為、ゆっくりと地面が、白く灰色がかった色に変わっていく事に、全く気付いていないゲルドリックだった。
 その様子に、口を吊り上げて、笑みを溢すリシェットは、ゲルドリックに対して、望んでいる事は、苦しみと死のみ。
 最早、憎悪に捕われた、著しく歪んだ感情だけが、彼女を駆り立てる。
 ゲルドリックは、上空の警戒を続けいているその時、微かに、空気を切る音が耳に入った。
 それは、やや前方の上空からだった。その音から、かなり早い速度で、接近して来る事に気付いたゲルドリックは、空中で前転する様に、横へ移動する。
 ダッ!
 飛んで来た物は、細く鋭い形状なのか、地面に突き刺さる音を立てた。
「………」
 ゲルドリックは、降ってきた物が何なのか、調べようと、腰を落とす。
「……!!」
 調べようと、ゲルドリックが、手を差し伸べた時、又、上空から空気を切る音が響く。
「チッ」
 仕方なく、その場から後方へと、大きく飛び跳ねて、回避する。
 ダッ!
 2発目の攻撃も、1発目と同じく、地面に突き刺さる。
 2発目の攻撃は、明らかに、空気を切る音が鳴ってから、地面に落ちて刺さるまでの間が、1発目より短い。
 間が短いと言う事は、ソードスパイダーとの距離が近づいている事を意味している。ゲルドリックは、瞬時にそれに気付いた。
 ゲルドリックが、2発目の攻撃を回避したが、間髪いれずに、空気を切る3発目の攻撃が迫っていた。
「クッ…、連続かッ!」
 今度は、前へ蹴り込み、前方へ身を回転させる。
 ダダッ!!
 同時に2発の攻撃が、ゲルドリックの直ぐ後方で鳴る。ゲルドリックは間一髪で、3、4発目の攻撃をかわした。
「フッ、少し侮ってしまったか。早いとこ……何だとッ!!」
 そう言いながら、上を見回すと、ゲルドリックの頭上にソードスパイダーが、既に迫っていた。
 ドンッ!
 ソードスパイダーは、勢い良く地面に着地と同時に、前の足を地面に突き刺していた。
 ゲルドリックは、何とか、回避に成功したものの、腰を捻って、倒れた状態にあった。
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[Necro Boy] 自然共存を求む者 (32)
- 2006/10/27(Fri) -

ケルベロスは、素晴らしい程の身のこなしで、尚もケンタウロスの攻撃を寸前でかわし切る。
 ケンタウロスは、それでも自らの連続した攻撃を止めようとはしない。
 しかし、既に深手を負っている胸の傷のせいで、少しずつではあるが、確実に体力と言うものが失われつつあった。
 その傷からの出血量も、夥しい物である。
 実は、ケルベロスも、それを狙っている。相手を如何に疲れさせて、体力を奪うか、如何によって、成功率の高い反撃のチャンスを作るかだ。
 だがそれは、けして考えではない。優れた野生の本能が、ケルベロスをそうさせるのだ。
 このケンタウロスとケルベロスの戦いは、根気勝負へと移り変わって行く。
 ケンタウロスは、追ってはいるものの、ケルベロスへの無駄な攻撃を止めた。だが、その代わり、斧を脇に抱える。
 ケンタウロスの斧の柄の先端は、鋭く尖っており、槍としての機能は十分な形状であった。その姿はまるで、馬に跨って低い体勢を保ち、ランスを構え特攻するナイトその物。
 すきあらば、最小限の運動で、攻撃を図るつもりなのだ。
 そんなケンタウロスの意図に気付いているのか、いないのか、ケルベロスは、正面にある石で出来た塀と言う障害物へ、避ける事無く走り続けていた。
 直ぐ後を追うケンタウロスも、それに気付いていた。
 ―――おかしい。何か、策があっての行動としか思えない―――とケンタウロスは思考を廻らせる。
 ケンタウロスの予想するケルベロスの行動の可能性は2つ。障害物へ辿り着いたと同時に、水泳のターンの様に、180度方向転換して、攻撃を仕掛けて来る。もう一つは、障害物へギリギリまで引き付けて置いて、咄嗟に横へかわし、障害物への激突を誘うどちらかであった。
 どちらにせよ、ケンタウロスが、深追いしなければ済む事なのだが、この時点で、ケルベロスとの距離を離してしまう事は、ケンタウロス自身好ましく思わないのである。
 何故なら、再びケルベロスとの距離を離した事によって、ケルベロスへの攻撃が難しくなる。ケンタウロスは、力では勝っていても、動きの機敏さと身のこなしにおいては、ケルベロスに確実に劣るのだ。それは、お互いの体形が物語っている。
 たとえ限りなく罠の可能性が高いとしても、ケンタウロスは、折角、ケルベロスの後をとった物を無駄にする事は出来なかった。
 ケルベロスは、ケンタウロスの予想通り、さらに障害物へとスピードを落とす事無く走り続ける。
 直ぐ後を追うケンタウロスは、構えを固定。考えられる2つの可能性を予想し、どちらでも直ぐ対応出来る様、既に準備は整っていた。
 あとは、直前でケルベロスが、どの様な行動に出るか、見極めるだけである。
 徐々にケルベロスは、障害物へと近付き、それは寸前まで迫っていた。

 ―――さあ、どう出る?!―――

 刹那の時間で、ケンタウロスが思う言葉だった。
 ケルベロスは、壁までギリギリに近付いて、素早く真横へと90度方向転換。ケンタウロスを壁に激突させる為だった。
 しかしそれは、ケンタウロスの予想通りで、この時既にケンタウロスは、思いっきり斧を振り上げ、そして、壁へと力強く振り下ろした。
 ドガァァァ~~~ン!!
 凄まじい程の衝撃音が木霊する。
 ケンタウロスが破壊した壁は跡形も無く飛び散り、その飛び散った大きな破片が、ケルベロスの背中から脇腹にかけて、ヒットしていた………。
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[Necro Boy] 自然共存を求む者 (31)
- 2006/10/23(Mon) -

ゲルドリックは、リシェットが召喚した蜘蛛を、眼を細め、注意深く観察する。
「この蜘蛛は、糸を出さない特殊な種類な蜘蛛なの。前足が細く鋭く、所々の表面に刺があり、その前足の武器で獲物を捕らえる習性が備わっているの。私達の間は、ソードスパイダーと呼ばれているわ!」
 そう説明しながら、大蜘蛛か体を撫で、ゲルドリックに対して、完全とした敵意の眼をやる。
「―――なるほど。人間一人を始末するには、雑作もないと言う事か。戦うしか道は無いと言う事ならば、仕方が無い」
 ゲルドリックは、構えの体勢になり、右手から薄黒い放射状に帯びた魔導を開放させた。
 開放させた魔導は直ぐに、ゲルドリックの掌を中心に、回転しながら上がって行き、やがて、周りの空気が、ゲルドリックの魔導で淀む様な威圧感を漂わせる。
 火傷を負っている足を庇いながら、引き摺った様に少しずつ歩くセグナ。
 さっき、ゲルドリックと一緒にいた所から、然程遠くない位置に、森林公園の所々に備え付けてある、水飲み場と木の板で出来たベンチへと向う。
 セグナは、その場所に着くと、水飲み場の水道の蛇口を捻って、水を出し、火傷している足を片方ずつ洗い流す。
「うぉッッ……!!つ、冷てぇ!凍えそうだぜ全くよぉ~~」
 水で、火傷とその周りに付いた泥を軽く手で擦るが、冬の冷たい風に晒される為、氷付く様な麻痺に襲われるのだ。
 しかし、火傷仕立ての傷には、まず冷やす事が先決なので、丁度良いのであった。
「限界!もう駄目だぁッ!」
 水道の蛇口を止め、備え付けのベンチへ力を抜いて、倒れる様に座り込んだ。
 その時、ハッ!と気付いた様に、ゲルドリックの方向を向いた。
「………あいつ、何だ、あの魔導の放出量は!俺の時とは…まるで………!」
 セグナは、険しい顔付きで、ゲルドリックとリシェットを見やる。
 セグナの口走った通り、ゲルドリックの魔導は、距離の離れたセグナでさえ、悪寒が走る程。
「あのヤロウ!俺との戦いの時は、手加減してやがったのか!!」
 悔しさのあまり、つい拳に力の入るセグナだが、その時、まさかゲルドリックの魔導エネルギーの貯蔵量が少なく、満足に戦えていなかった事は、セグナは知る由も無かった。
 間合いを広く取り、ケンタウロスの攻撃を回避する様に走り回り、攻撃のチャンスを窺うケルベロス。
 ケンタウロスは、次々と、薙ぎ払い、振り落とし、払い上げ、などの斧と言う特有の攻撃をケルベロスへと放つ。
 場の状況は、ケンタウロスの方が、優勢。
 それは、ケンタウロスが、ケルベロスの行動パターンを、把握してきたからである。
 ケルベロスは必ずと言って良い程、狙いを定めたら、一直線にその狙った所まで突進する。
 その動物的とも言える行動自体が、ワンパターンの為、ケンタウロスに直ぐ見切られて、受け流されていたのだった。
 それを把握した上で、今度は、ケルベロスへ、反撃を開始したのである。
 ケンタウロスも、下半身は馬なので、ケルベロスの走りに対応する事は容易。
 だが、ケルベロスの走りとは別に、優れた瞬発力が備わっている。大きい体でありながら、ケンタウロスの攻撃を寸での所で避け、逆の方向へ切り替えし、方向転換する。
 身のこなしは、ケルベロスが勝っている。ケンタウロスが優勢でありながら、攻撃が中々当たらないのは、そう言う理由があった。
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[Necro Boy] 自然共存を求む者 (30)
- 2006/10/19(Thu) -

ゲルドリックは、リシェットの立ち位置から、10メートル位離れた場所で、足を止めた。
 すると、深い溜め息を吐きながら、あからさまに苛立っている様子のリシェットを真っ直ぐ見る。
「リシェット!……待たせたな」
 ゲルドリックは、平生とした態度で、短く告げた。
「ええ、貴方達パーン一族を平伏す為、その恨みを心の内に潜ませながら、只管に魔導の鍛錬を積んで、長い間この時を待っていたわ!」
 リシェットの表情は、さっきまでの怒り狂いそうなものとは違い、相手を見透かすかの様な瞳をしていて、無表情に近い。その無表情さが、危険とも感じさせる程だ。セグナと対峙した時とは、雰囲気が完全に違っていた。
「………リシェットよ、確かに我々には、間違いで引き起こされた、けして消える事の無い蟠りを抱えている。お前の気持ちも分かるが、戦いと言う解決法は、あまり望ましく無い様に思える」
 ゲルドリックは、あくまで冷静に淡々と語る。
「フン!何を言うかと思ったら、貴方達パーン一族がしてきた事が、間違いですって?ふざけないでほしいわね!間違いで済まされる問題では無い事位、貴方だって、分かっているはずよ。くだらない言動で、時間稼ぎしようとしても無駄よ。いい加減、覚悟を決めなさい!」
 ゲルドリックの言葉が感に触ったのか、右手から、大量の魔導を発動させるリシェットだった。
「やはりか……。お前らエルフ一族……いや、グリーグ一族は、肝心な所を、間違った認識をしている。グリーグ一族を大量に死者を出したのは、我々パーン一族の責任。唯、こちら側としてみれば、お前らが襲ってきた事に、止む終えず抵抗しただけだ!しかし、決死の覚悟で来られては、こちらの身が危うい為、そうするしかなかったのだ。それに、事の発端は、白魔導使いの連中の出任せと聞く。おかしいと思わないのか?」
 代々パーン一族に語り告げられていた事を、必死にリシェットへ話すゲルドリック。
「違う!白魔導使い達は、我々に対して密かに、パーン一族の企みを教えてくれた人物だ。パーン一族が、エルフ族と共存共栄を共にしたのは、エルフを黒魔導の実験に使う為。最初から自分達の手駒にして、乗っ取るつもりだったとね。事実、我々グリーグ一族の数名が行方不明。そして、あの悲惨な出来事の日、パーン一族の屋敷へと押し入った時に、我々の行方不明になった仲間の死体が発見されたと、先代から聞かされた。白魔導使い達の言う通りだったわ」
「何だとッ!!?奴らは、そこまで裏打ちしていたのか……。良いか、リシェットよ!我々を邪魔に思っていた白魔導使い達が、全部、密かに企てた事だ!共存共栄を共にした目的は一つ。我々の居住区から、普通の人間達を遠ざける為。エルフ族達が、深い森の土地を提供する代わりに、我々は、エルフの住処である森一帯に、膨大な黒い霧を張った。それが始まりのはずだ!」
「今更、偽善者ぶったって、何も変わらない……。白魔導使い達同様、我々も、貴方達パーン一族が邪魔な存在。だから貴方は、此処で死んでもらうわ。それが、亡くなった者達へのせめてもの償い。もう、話す事は何も無いわ―――――」
 リシェットは、そう言うと、口を閉ざし、それ以上ゲルドリックと会話を拒んだ。リシェットの冷たい眼線だけが、ゲルドリックを捉える。
「リシェット………。結局は、戦うしかないのだな………」
 眼を細め、自分にしか聞こえない程に、小さく呟く。
 リシェットは、自分の周りに回っている文字の一部を、左手で掴み、そのまま地面へと落とした。
 リシェットによって、掴まれた文字化した魔導は、強い光を放つと、一匹の蜘蛛が現れる。
 しかしそれは、タランチュラ位の大きさで、戦わせる召喚獣としては、あまりにも小さい。そこで、右手に発動させた魔導を、その蜘蛛へ振り掛けるリシェットだった。
 リシェットの魔導を浴びた蜘蛛は、物凄い速さで、何倍、いや、何十倍にも大きく成長させる。
 その大きさは既に、人間の丈を超えて、大蜘蛛へと変貌させたのだった。
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[Necro Boy] 自然共存を求む者 (29)
- 2006/10/15(Sun) -
 
立ったまま眼を瞑り、静かに待機するリシェット。
 ゲルドリックがセグナと、話し込んでいる間に、準備を整えていたのか、既にリシェットの体の周りには、緑白い複数の文字が回っている。
「どうやら、最後の一時の時間も、終わりのようね」
 ゆっくりと歩いて向ってくるゲルドリックを見て、リシェットは、そう呟いた。
「遂にこの時を迎えたわ!魔導抗争とは言え、今まで共に営んで来たエルフ族を嵌めた上、裏切り、そしてエルフ族の命の根源であり、住家でもある森を破壊したパーン一族。エルフ族の多くは、その恨みを抱えながら、パーン一族を恐れて、復讐を起こす者がいなかった。だが、私は違う!エルフ族がいかに〝平穏〟と〝温厚〟を好もうとも、いつまでも被害者のままでいる気はない。私が、我らエルフ族達の恨みを晴らすわ!」
 リシェットは、ケンタウロスや、ケルベロスの戦いには眼もくれず、感情を剥き出しにして、手を力強く握り締め、震わせていた。
 スピーカーから鳴る重低音の如く、大地を振動させる唸りを利かせ、さっきと同じ低い体勢を取るケルベロス。
 ケルベロスの体勢は、それはランナーが走る前、スタートラインに設置してあるカタパルトに足を引っ掛けて待機している様な物。
 状況次第で、直ぐにでも駆け出して、相手に飛び掛れる用意は出来ていると言う意味である。
 ケンタウロスは、斧を手前に引き寄せて、斧の刃の部分を見据えていた。
 刃の部分を眼で追いながら、何かを確認している。
 さっきの争いで、ケルベロスに牙で止められた斧がどの様な状態か、斧の刃こぼれ具合を観察していたのだった。
 ケルベロスとの戦いの前に、ドワーフゴブリンと交えていた為、自分の武器の状態を見ておく必要があった。
 ケンタウロスは、持ち前の怪力のあまり、想像を絶する程の破壊力を繰り出す半面、武器の耐久性がシビアになるのだ。
 しかし幸い、ケンタウロスの斧は、所々に刃こぼれこそあるものの、その他の箇所は問題無く、斧としての機能を果たす状態であった。
 ケンタウロスは、それを確信すると、再び斧を持ち直し、ケルベロスの方へ睨み返した。
 そして、刹那の時間を合図に、ほぼ同時で、動き出したケンタウロスとケルベロス。
 ケルベロスは、ケンタウロスと言う的を真っ直ぐに駆け出し、相手をズタズタに噛切る様な牙が露になる程、口を広げた。
 流石のケンタウロスも、斧を歯で受け止める程の頑丈な牙で噛み付かれでもしたら、無事では済まない。
 唯でさえ、深手を負ってるケンタウロスにとって、これ以上のダメージは、ほぼ間違いなく致命的であり、油断出来ない身。
 はっきり言って、ケルベロスの武器と言える物は、牙だけである。しかし、ケンタウロスが一番気を付けなければならないのも又、牙である。
 途中で、走るのを止めたケンタウロスは、斧の柄を長く持ち、ケルベロスの攻撃手段と、タイミングを計る様に、眼だけを凝らした。

20061015085101.jpg


 ケンタウロスのそんな体勢にも構わず、突き進むケルベロス。獣であるケルベロスは、物の狩り方など考えずとも、本能で体が動くと言った所であろう。
 最初から獲物と言う対象を噛み殺すだけ。ケルベロスにとってそれが全てである。
 ケルベロスが、あともう少し踏み込めば、ケンタウロスへ飛びかかれると言う所で、少しタイミングのずらした、遅めの横薙ぎがケンタウロスから繰り出された。
「!!」
 その攻撃に気付いたケルベロスは、大きく横へ跳び、ケンタウロスから距離を取った。
 ブォーーン!
 ケルベロスに当たらなかった攻撃は、広い範囲で、斧が空中を翳める。
 一回目の攻撃とは違い、明らかに遅めの攻撃だったが、しかし、一回目のケンタウロスの攻撃は、ケルベロスに合わせた攻撃のタイミングだったがゆえに、直ぐ牙で受け止められてしまったのである。
 ケンタウロスは、それを踏まえた上で、わざと攻撃のタイミングをずらし、ケルベロス注意を限界まで引き付けた為、ケルベロスは、対応が遅れて、回避するしかなかったのだ。おまけに、斧の柄を長く持った事によって、斧を振った時に遠心力の力が掛かり、威力が増したのだ。従って、もしさっきと同じ様に牙で受け止め様としても、おそらく、受け止め切れなかったであろう。
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アタゴオルのお話が映画化で感動!
- 2006/10/13(Fri) -
この度、なんと!「アタゴオルは猫の森」が上映されると言うなんとも、ますむらひろしファンの私にとっては、大変嬉しい事です(^▽^)つ

アタゴオルとは・・・?

ますむらひろし原作の、主人公ヒデヨシ(デブ猫)と、その親友テンプラを中心に、ファンタジーな猫の世界。ヨネザアド大陸(アタゴオルは、地方名)で繰り広げる不思議な物語です(^0^)



私がアタゴオルに出会ったのは、友達が、アタゴオル物語と言う本を読ませてもらったのが切っ掛けでした。それ以来、ますむらひろし作品のファンになりました。
それもありまして、今回の映画化は、とても感動しております!

既にご存知の方、もしくはご興味をお持ちの方は、下記にアクセスして頂きますと、よりアタゴオルの世界観が、ご堪能出来るかと思います。
是非どうぞ!!
            
            ↓
映画「アタゴオルは猫の森」公式サイト

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[Necro Boy] 自然共存を求む者 (28)
- 2006/10/12(Thu) -

「ゲルドリック、何でお前は、エルフの事に、そんな詳しいんだ?」
 ふと、気付いた様にゲルドリックへ振る。
「なに、魔導使いとして、当然の教養だ。何も不思議な事はないだろ?」
 顔色一つ変えずに言い返した。
「………」
 セグナは、何も言葉を発しはしないが、顎に手を添えて、釈然としない顔をする。
「そろそろ本題に入ろう。セグナよ、お前に一つ頼みがある」
「あ?あんだよ?」
 ゲルドリックの問い掛けに軽く応じるセグナ。
「俺は、これから、あの女と戦う事になる。まあ、その為に此処へ来た訳だが……、セグナ!お前は、この戦いでけして手を出すな。たとえ、俺が奴に倒されたとしてもだ!」
「お前……、正気で言ってんのかよ!」
「ああ、正気だ。この戦いは、単なる魔導使い同士の戦いとは、訳が違う。何故なら、俺と奴とは、過去の悲惨な出来事を切っ掛けにした、お互いの血族同士の戦いだからだ」
「あっ!?、血族同士って、相手は、エルフだぜ?何で、お前と関係あ…………」
 セグナは、自分で喋る途中で、ゲルドリックに振り向き、驚いた顔を露にした。
「その様子だと、どうやら、気付いた様だな」
 ゲルドリックは、深い溜め息を吐き、セグナの気付いた事に頷く。
「エルフが、唯一、関係を持っていた魔導使いの人間って………、まさか、お前の祖先の事か!!」
「いかにも、俺は、黒魔導を探究し、黒魔導に新たな価値を見出した、パーン一族の末裔だ。と言っても、今は廃れてしまったがな」
「何ッ!?お前が、パーン一族だと!魔導抗争時代に、白魔導使い達の本拠地、聖地〝クロスダイン〟に、漆黒の闇をもたらして葬った、あのパーン一族か!」
 又も驚きの事実に、セグナは、口が開いた状態で、顔を固める。
「あまり有名なのも、困り者だな。まあ言い、話を戻すぞ。そう言う成り行きで、俺の立場上、これは避けて通れない事だ。出来れば、関係ない者を巻き込みたくない。だからこうして、わざわざお前に頼みに来た」
 セグナは、ゲルドリックの言う事を聞いて、少し考えてから、言葉を切り出す。
「晴美のお嬢ちゃんも、この事は、知ってるのか?」
「ああ、此処へ来る前に、説得して来た所だ!」
 ゲルドリックのその言葉を聞いて、軽く息を吐くセグナ。
「………んじゃ、俺からは、何も言う事ねぇな。奴を倒すんだろ。精々頑張りなぁ!」
 と、ゲルドリックにエールを送るセグナだった。
「ケルベロス達の戦いも、始まった様だし、俺もそろそろ向うとするか」
 すると、ゲルドリックは、セグナとの会話を済まし、リシェットの立っている方向を向いて、歩き出した。
「別に、倒すつもりは無い。出来れば、俺なりに、説得を試みる。だが、それでも無理と判断した場合、セグナの言う通り、全力で倒す事になるだろう………」
 歩く途中、ゲルドリックは難しい顔をして、独り言を呟いた。
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[Necro Boy] 自然共存を求む者 (27)
- 2006/10/08(Sun) -

シュッ…、ダッダン!
 ケンタウロスの位置から大きく外れ、ケルベロスは、横へ着地する。
 さっきより余計に、低い体勢を取り、睨みを利かせ、唸りながらケンタウロスを見る。足爪を地面にめり込ませて。
 対するケンタウロスは、斧を前に突き出した状態で、静止している。
 この戦いでは、ケンタウロスもケルベロスも、まだダメージを受けてはいない。
 一定の間合いだけを取り、緊迫した空気が続く。
 最初に仕掛けたのは、ケルベロス。犬の体型であるケルベロスは、駆け出すと言った俊敏な行動は、お手の物である。
 なりの大きさとは不釣合いな程の俊敏さで、ケンタウロスに近付き、そのままケンタウロスを噛み付きに掛かったのだ。
 いくら俊敏な動きのケルベロスとは言え、何も出来ないでいるケンタウロスではなかった。
 すぐさま、ケルベロスの動きに対応。
 胸に負った傷の痛みに耐え、ケルベロスがケンタウロスの間合いに入るタイミングに合わせて、斧を素早く右から左へと力強く横へ薙ぎ払ったのだ。
 それに気付いたケルベロスは、普通なら身を引く所だが、回避せずに、なんと、自ら斧へと喰らい付いたのだった。
 ケルベロスが、二つある内の片方の口で斧の刃の部分をしっかりと自前の牙で抑えている状況を予想外な様子で見るケンタウロス。
 もう片方の口で威嚇するが如く、その体勢でもけして、唸り声を止め様とはしないし、斧を放そうともしないケルベロス。
 そんな狂暴さを露にするケルベロスに対して抑えられた斧を力尽くで払い除けようとするが、ケルベロスの歯で固定されている為、斧を震わせる事しか出来なかった。
 しかし、ケルベロスが牙で噛み付く事を得意とするならば、ケンタウロスの得意とする物は、やはり、持ち前の強靭な力である。
 4本の足で、しっかりと地面に固定し、腰を入れ始めたケンタウロスは、力に身を任せ、斧を横へ回す。
 すると、巨体の筈のケルベロスがケンタウロスの引っ張る方向へと引き摺られた。
 これには流石のケルベロスも、踏ん張りが利かないらしく、ケンタウロスに引き摺られる形となった。
 力が自分に分があると判断したケンタウロスは、右手で斧の柄を刃の方へスライドさせ斧自体を広く持ち、更に力を込めるケンタウロスは、遠心力を用いてケルベロスを振り投げたのだった。
 この戦いは、始まったばかり。双方譲らぬ気迫を漂わせる………。
「これで、お前には、一つ借りが出来たな。ポータルの件、礼を言う」
 ゲルドリックは、セグナへそう言葉を掛けた。
「別に、礼を言われる程の事はしてねぇよ。俺が勝手に仕出かした事だしなぁ。それに、あの女の目的は、お前だろ?二人が、どんな関係か知らねぇが、お前の話を聞く限り、直接お前だけを狙って来るなんて、唯事じゃねぇなぁ。まあ、その事に関しては、首突っ込まねぇが、奴には気を付けろよ。相当手強い相手だぜ」
 セグナは、強い目線で、ゲルドリックに忠告する様に言う。
「―――ああ。それは、承知している。……お前、エルフと対峙したのは初めてか?」
 ふと、ゲルドリックは、そんな質問をセグナにする。
「そうだな。何度か、魔導使いのエルフが存在すると、話には聞いていたが、こうして実際に戦ったのは、初めてだ。それに何より、本体へ切り込みづらいぜ。俺の性に合わねぇ」
 懐から、携帯灰皿を出し、吸っていた煙草の火を消して、少々、不貞腐れ気味に答える。
「だろうな。エルフ族は、危機察知能力が非常に高い。それは、長い間山の自然の中で暮らし、人間との関わりを完全に絶っていたからだ。特定の人間と関わりを持つ様になったのは、此処2、300年前位からだ。その生まれ持っての能力は、戦いの上でも同じ事」
「あぁ、そのエルフ族が、普通の人間とは、関わりを持たない事も知ってる。何でも、森の開拓化が進み、問答無用に自然を壊して行く人間達を、忌み嫌ってるとか何とか……。あと、そんな人間嫌いなエルフでも、極一部の魔導使いの人間達とは、何故か関わりを持って、共存共栄を育んで居たらしいな。だが、その関わりも、魔導抗争時代を境に、パッタリと無くなったとか……。有名だが、謎の多い話だぜ!」
 セグナは、自分の知る限りの知識を淡々と語る。
「………ああ、全くだ!」
 ゲルドリックは、少し間を置いて、短く相づちを交わした。
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姜 茉莉さんが描いて下さいましたイラストです♪
- 2006/10/07(Sat) -
姜 茉莉さんが[Necro Boy]のキャラクターを描いてくれました(*^0^*)♪

20061007020532.jpg


中心のゲルドリックを始め、晴美ちゃん、セグナ、リシェットと、とてもファンタジックなイラストです!題名のロゴも、とてもカッコイイです(*^0^*)

作者の私と致しまして、これほど嬉しい事は御座いません。
とても歓喜が溢れて降りまして、正直、興奮しております☆

わざわざ時間を割いて頂いて、このような素晴らしいイラストを手掛けて頂きまして、姜 茉莉さん、有難う御座いましたm(_ _)mペコリ


今回、[Necro Boy]のキャラクターのイラストを描いて下さいました、姜 茉莉さんのブログは、こちらからどうぞ!

            ↓
ブログ名:「Marchen Heart

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[Necro Boy] 自然共存を求む者 (26)
- 2006/10/05(Thu) -

「熱ッ!!ググッ、クソッ、もう少しだ!」
 爆破の前の魔導摩擦により、高温になった魔導の熱に顔を顰めながら耐えるセグナ。
 ジジッ…バチッ……ジッ!
 さき程よりも、火花は激しくなり、魔導が赤々しく脹らみ掛けた時、魔導維持の限界に差し掛かったのか、強い光を発しながら、それは爆発した。

 バァンッ!

 足に付いていたカビとその周りに巻いた糸が一緒に吹き飛ぶ。
「ヴァァッッ!!………」
 小規模な爆破とは言え、爆風の強烈で刺す様な痛みに襲われ、足を抱え込んで蹲る。
「イッッデェッ~~~、畜生~~~!」
 セグナは、顔を強張らせて、震えながら叫ぶしかなかった。
 爆破の影響を直に受けながらも、慎重に魔導の出力調整をした甲斐あって、足が吹き飛ぶと言う最悪な状況は免れていた。
 しかし、それでも、セグナの膝から下、足首までの所々が焼け爛れている状態。お世辞にも軽傷とは言えない。
「おい!何を遊んでいる?」
 セグナが一人で蹲っている、そんな時だった。後方から呼び掛ける声がセグナの耳に入った。
「よっ、よう……。やっと、御出でなすったか、コノヤロウ!」
 手を挟みながら、正座の格好をし、顔を半分地面に着けた状態でゲルドリックを見るセグナ。
「コノヤロウとは、随分な挨拶だな。セグナよ。俺を睨むな。殺気を向ける相手を間違っているぞ!」
 セグナの感情を受け流すかの様に、会話するゲルドリック。
「うるっせぇ!見て分かんねぇかよ。俺の状況が。遊んでいる様に見えるか?」
「ふむ……………」
「顎に手を当てて、真剣に考えんじゃねぇよ!」
「いや、すまん。軽い冗談だ。……それはそうと、お前は何故この場所にいる?」
 ゲルドリックは、ニヤケ顔から一変して、腕を組み、急に真剣な顔になる。
「おぉ…、いきなり本題かよ!…あぁ、分かった。話す」
 そう言うと、セグナは、蹲った姿勢から、ゆっくりと体を起こし、足を前に突き出した状態で座る。
 そして、不意にゲルドリックに対して言葉を投げ掛ける。
「ゲルドリック、ポータルを奪われただろ………?」
 セグナの唐突な質問に、ゲルドリックは、ああ、と渋い顔をして答える。
「やっぱりかぁ…。あんた程の魔導使いが、ヘマしたなぁ。そんな大事なもん、どうやったら奪われるんだ?ポータルを奪われる時は、既に倒されてる時だろ。普通」
「俺は、この土地に来て、自然環境の少なさには驚いた。その為自給自足が困難になった矢先、晴美と出会い、寝泊りする場所まで提供してくれている晴美に対して、いつまでも唯の居候ってな訳に行かないだろう?せめて自分の生活だけでもと思い、ポータルを道具に占いや除霊と称して稼いでいたのだ。そんな生活の慣れと言うものに染まってしまったのだろう。お客を装った奴を見抜けなかった。だが、お前の言う事は、最もな意見だ。俺もつくづくそう思うよ。……で、それがどうかした?」
 言葉を返すゲルドリックの手は、自然と力が入る。
「なるほどねぇ。お互い事情は似た様なものかぁ」
 溜め息混じりに、懐から、煙草を取り出し、オイルライターで銜えた煙草に火を付けた。
「どう言う事だ?」
 ゲルドリックは、問う。
「俺もよ、此処へ来る前まで、駅の商店街で〝客寄せ〟っつうのか?そんな仕事してた時に、ふと、雑踏の中、あの女が通り過ぎたのさ。それだけならまだ良い。だが、あの女が……いや、あの女から、お前の魔導を感じたんだよ。どう考えてもそれはおかしな事だろ?だから少し探り入れたって訳さ。どうだ?これで、この状況の辻褄が合ったろ?」
 セグナは、煙草の煙を吐き、そう答えた。   
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イラストを描かせて頂きました!
- 2006/10/04(Wed) -
20061004040312.jpg


こちらのイラストは、姜 茉莉さんの小説、「アルファベット・アンティーク」の中のキャラクターの[ウィリー・ウォルター・ルー]です。
彼は、とてもカッコイイです(*^0^*)


Kikurage的なイメージで描かせて頂きました。


姜 茉莉さん、もしイメージが異なりましたら、ごめんなさい。
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[Necro Boy] 自然共存を求む者 (25)
- 2006/10/02(Mon) -

 そして、リシェットに背を向けて、セグナの方向へ歩いて行った。
 その場に残されたケルベロスは、ケンタウロスの方へ向いて、前足を突き出し、体勢を低くしながら、二つの顔で、同時に皴を寄せ唸る。
 ケルベロスは、目の前のケンタウロスを敵として認識したようである。
 ケルベロスの唸りは、とても犬や狼とは思えない程大きく、辺りはビリビリと、地響きとなって揺れている。
 右肩から、左脇腹まで一直線にパックリと割れて、深い傷を負っているケンタウロス。傷口から足元まで、血が流れ落ちている。
 しかし、俊敏な動きで、地面へ振り落とした斧を引き抜き、ケルベロスの方向へ構え直した。表情も、硬く平然と相手を見据える。深い傷を負っている事を全くと、感じさせない。
 唯、上がった息を整えるのに時間が掛かる事を除いては………。
「グッ!良し、オッケッ!後は、此処だけかぁ」
 足に付いたカビを処理する為に、カビに沿って、糸を巻き付ける作業を終え様としていたセグナ。
 カビの付着している部分をモーターのコイルの様に何重にも集中的に糸を巻き付けていた。
「よッ……!いや、もっときつくした方が良いか………、んッ!こんなもんだろ。良し、準備完了!」
 彼の行っている作業は、実に緻密な計算と正確さが要求される物だった。
 それは、セグナが、これから爆破でカビを吹き飛ばそうとしているからである。
 一つ加減を間違えると、爆破で自らの足を無くし兼ねない、とても危険な行為。
 その為、作業に時間が掛かってしまっていたのだった。
「相当やべぇ方法だが、これが一番手っ取り早いし、他は、思い付かねぇ」
 そんな事を口元で呟き、手から糸へと、少しずつ微弱な魔導を流し始めた。
 魔導は、ゆっくりと糸に沿って赤みを帯びながら、糸の先へと伸びて行き、徐々に広がって行く。
 そして、何重にも巻かれた糸まで魔導が達すると、そこだけが赤白く強い光を発し始めた。
 ジッ…ジジッ…ジッ!
 糸が重ねて巻いてある所だけが細かく火花を散らす。
 セグナは、当然ながら、自分の魔導の特性を理解している。
 セグナの魔導の特性は主に、物理の強化。物体に魔導を通して、魔導の力で物体の強度を高めると言う物。あくまで、それは、赤魔導の基本的な能力に過ぎない。
 セグナが行おうとしている事は、魔導の特性を活かした高度的な物。赤魔導の属性は火である。従って、元々セグナの魔導自体に人肌程度の熱を帯びている。
 熱を帯びた魔導を物体に通すと、その物体の表面も当然熱を帯びる事になる。魔導を通した物体を何重にも重ねると、そこで魔導摩擦が発生する。
 魔導摩擦が発生した物体は、魔導摩擦によって火花を散らし、それと同時に魔導の熱も上昇して行く。
 だが、セグナの魔導には、魔導摩擦によって、上昇する熱も、ある一定の限界値まで上がると、魔導の維持が出来ず、爆破現象を引き起こすと言う特性も備わっている。
 セグナが、円形に糸を重ねて巻き、投げて爆破させる業は、この魔導特性を利用した物でる。
 今まさに、セグナが行っているのは、その爆破の小規模的な物である。
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