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[Necro Boy] 高所の徘徊者 (4)
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- 2006/06/18(Sun) -
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時刻は、もう直ぐ、夜の八時を回ろうとしている。二人は、家から自分の通っている学校を通り過ぎて、駅の地下通路を潜り、商店街を抜けて、高層ビルが点々と建ち並ぶオフィス街に足を運んでいた。 この場所は、晴美の家と晴美が通っている学校側を、駅で挟んだ反対側に位置している。晴美自身、あまり来た事が無いのか、慣れない足取りで、きょろきょろ周りを見回し、観察しながら歩いた。 季節は秋真っ只中。乾燥した冷たい風が、ビルとビルの間を通り唸る。辺りのビルは、まだ電気が点いていて、さほど暗くは無かった。 辺りの様子は、至って普通のオフィス街だった。しかし、ゲルドリックの視界に入っている物は、普通では無かった。 「やはりな。予想通りだ」 ビルとビルの間の高層部を凝視しながら、ゲルドリックは呟いた。 「どうしたの?幽霊でも見つけたの?」 そう尋ねて、ゲルドリックの見ている方向を、目で追う。 「あれは………、線?」 「ねえ、リック。私には、何も見えないんだけど。何処を見ているの?」 「晴美には見えないだろうが、微かにエネルギーの赤白い残光が、ビルとビルを繋ぐ線の様に見える」 ゲルドリックはエネルギーの残光を見ていた。普通の人間である晴美には、見えるはずも無く、もはや、術者でしか分からない領域だった。 「晴美。その辺で、隠れてろ」 「え?」 「いいから、早く!」 いち早く状況の変化に気づいたゲルドリックは、晴美に最善の指示を出した。晴美もゲルドリックの対応に、ただならぬ事態を把握し、素早くビルの物陰に隠れた。 すると、ビルの間の路地から若い男が、ぬらり、と姿を現した。 |
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