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[Necro Boy] 高所の徘徊者 (7)
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- 2006/06/26(Mon) -
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+ ビルとビルの隙間から、ひょっこりと顔をだし、辺りの様子を窺う。 何が何だか分からなく、状況を把握出来ていない少女がそこに居た。 ゲルドリックの言うがままに従って、隠れてそれっきりほっとかれていたのだった。 「―――私は、これからどうすれば良いのよ」 当然、晴美の不満を聞いてくれる者は居なく、自問自答の様に呟く。 晴美自身、二週間前のゲルドリックを見かけた時と、さっきまでこの場所で繰り広げられた出来事が、余りにも非現実的で、晴美は少し混乱していた。 両手を広げ、深呼吸をする。 「――――――」 思考をクリアにして冷静に考える。 それでも、晴美の中では最初から決まっていた。 自然に足は、ビルの方に向ける。 ビルの高層部を見上げ、意を決して歩き出す。 ビルの正面の入り口から入ろうとしたが、自分の身なりからして、ビルの関係者では無い事は一目瞭然。警備員やビルの関係者に不審に思われて、質問責めに遭うのは明白だった。 晴美は、ビルの裏手に回り、非常階段を探す事にした。 暫くビルの裏手を歩くと、それは、簡単に見つかった。しかし、非常階段には、鉄柵の扉があり、外側から開けられない仕組みになっていた。 扉のノブを回してはみたが、当然、入れる状態になかった。 晴美は、困った顔をしながら、辺りを見回す。 非常階段の横には、鉄柵があるのだが、上の鉄骨との隙間があった。 晴美の目測で、およそ80センチほど。 すぐさま近くの塀をよじ登り、塀と非常階段の隙間の距離を目測する。約1メートル弱。 行けると確信すると、晴美は、屈伸する様に少し屈んで、せーの、の掛け声と共に隙間へ跳び移る。 |
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