スポンサーサイト
- --/--/--(--) -
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事のURL | スポンサー広告 | ▲ top
[Necro Boy] 高所の徘徊者 (10)
- 2006/07/03(Mon) -


ゲルドリックが放った黒炎は、炎では無く。亡くなった人間の怨み、いや、この世の全ての憎悪と言っても過言では無い。その憎悪の集合体が黒炎の正体である。
 もし、普通の人間がまともに黒炎を受けたとしたら、肉体がおぞましい呪いに耐え切れず、粉々に散布する。人間に限らず、物理全てが対象となる。
 糸から開放されたゲルドリックは、続けてセグナに向けて呪いを放つ。
 セグナは、それを横に飛び跳ねて軽くかわす。そして、右腕から糸を引っ張り出し、魔導を糸へ送り込む。
 ゲルドリックは、走り出してセグナとの間合いを詰める。
 魔導を送り込まれた糸は、針金の様に真っ直ぐ張り、それを手頃な長さに切断する。
「これは、どうかな?」
 セグナが突然問う。
 淡く赤白い光を帯びた糸を、ゲルドリック目掛けて投げた。
 当然、左手で弾くゲルドリック。しかし、弾いたはずの糸は左腕に巻き付く。
 タイミングを見計らったセグナは、拳を握って魔導に意識を集中させた。
 すると、ゲルドリックの左腕に巻き付けられた糸が眩く光り、激しく発火した。
「―――ッ!」
 咄嗟にマントを左腕に覆って、鎮火させる。
「あまり、俺を侮るなよ。次は、こんなもんじゃ済まない」
 と、不適な笑みを浮べるセグナ。
 また、左腕から糸を引き出し、今度は糸に指を絡み始め、まるであや取りの様に形作る。
 直ぐにそれは、完成した。糸の束を左手に握られて――。
「今度は、俺の方から行くぜ!」
 言葉を吐きながら、セグナは、ゲルドリックに向かって走りだした。
 体勢で、魔導を発動させるゲルドリック。
 掌を地面にあて、そこに魔導を集中させる。すると、地面から数体、人間の形をした者が浮かび上がって来た。
 これは、ゲルドリックの魔導エネルギーの源とも言える人の死霊を実体化したのだ。
 そして、死霊達はゲルドリックの合図に合わせてセグナに襲い掛かる。
 死霊たちの動きは、以外にも俊敏で、戦闘を熟知した様な身のこなし。
 それもそのはず。死霊達の装いは、鎧を武装した者。軽装ではあるが、武道らしき構えする者。それぞれ。
 かつて、異国で名を馳せた戦士や武道家達をゲルドリックは選んで、出現させたのだ。
「無駄な小細工を!」
 呟くセグナ。怯む様子も無くターゲットをゲルドリックから、死霊達へと変えた。
 死霊たちの猛攻が始まる。

スポンサーサイト
この記事のURL | 自作小説 | CM(13) | TB(0) | ▲ top
<<[Necro Boy] 高所の徘徊者 (11) | メイン | [Necro Boy] 高所の徘徊者 (9)>>
コメント
-おはようございます-
おはようございます、Kikurageさん(*^ワ^*)

あぁ・・・
夢中になって読んでしまいました!
もう、頭の中に浮かんでくるのですよ!!
その戦いの様子が!
凄くゾクゾクします!
そして「黒炎」は「呪い」だったのですね・・
それがどんなものなのか・・・
想像しただけでも恐ろしいです・・
「死霊達」もどのような戦い方なのか
凄くワクワクします!!

2006/07/03 07:25  | URL | かんげつ #-[ 編集] |  ▲ top

-いつもありがとうございます^^-
いつもご感想をありがとうございます^^
kikurageさんもとても良いと思います。
見入ってしまったりしますね^^
結構時間をかけて書いてますか?
2006/07/03 18:27  | URL | ☆浪鬼☆ #-[ 編集] |  ▲ top

--
こんにちは★なんだかプロも顔負けの戦闘シーンにただただ驚くばかりです!ハラハラしそうな戦いで続きが早く読みたいです・・・!武器が糸とか黒炎とか素敵ですよ~!!予想もできない展開になりそうですね(^-^)リンク、こちらからお願いしていくらいです!!私もリンクを貼らせていただきますね~!
2006/07/03 19:00  | URL | ひづきまよ #-[ 編集] |  ▲ top

-いつもコメント頂いて有難うございます^0^/-
かんげつさん

今日は、雷雨だったり晴れだったりコロコロ変わる天気でしたね。

実は呪いでした。ゲルドリックは、ネクロマンサー(黒魔術)なので、魔導のエネルギー源が、主に、人々や動物の亡き者達の怨念なのです。しかし、ゲルドリック自体根は悪では無いので、安心できると思います。

浪鬼さん

実は、少しの文章でかなり時間を掛けてしまいます^^;
文章にする前にまず、頭の中で状況をインスピレーションさせてから、文章を打ち込みしています。
調子の悪い時ですと、2時間で5行の時もあります^^;
小説難しいです^^;(自分が力不足なだけですが・・・)


ひづきまよさん

リンク貼って頂けるのですか!有難うございます。感謝いたします。
小説の更新は、遅いですが、がんばって書きたいと思います^0^


2006/07/03 21:09  | URL | Kikurage #-[ 編集] |  ▲ top

-小説に掛ける時間-
そうですよねぇ…
そう言う時は僕は休んじゃいます><
休んだ日はネタ練りに回す感じで。
僕の小説の場合最後を決めているので、結構楽なんですけどね^^;
書き始める時に最後を決めて置く癖があるようで(笑)
2006/07/03 21:38  | URL | ☆浪鬼☆ #-[ 編集] |  ▲ top

--
ゲルドリックかっこいい!w
kikurageさんの小説は本当にすごい!
俺のと比較したら本当俺のLV低いなぁ;;
これからも頑張ってください~!
2006/07/04 06:23  | URL | 極剣 #XdZdpQjU[ 編集] |  ▲ top

--
リンク貼っていただいてありがとうございましたぁ★あんな変な小説ですが暇つぶしにでも見てやってください(笑)
ああ・・・見るたびにゲルドリックがかっこよく見えます・・・★
2006/07/04 13:27  | URL | ひづきまよ #-[ 編集] |  ▲ top

-やっと-
やっと全部読み終わりました^^
先が気になって仕方なくなりましたよ…(笑)
これからも面白い展開を期待しています^^
2006/07/04 16:03  | URL | ☆浪鬼☆ #-[ 編集] |  ▲ top

--
極剣さん

極剣さんの小説まだ途中ですが、読ませて頂いてます。
レジェンド・オブ・リバース面白いですよ^0^登場人物もたくさん手掛けられるなんてすごいですよ。
また、続きを読ませていただきます^0^

ひづきまよさん

こちらこそ有難うございました^0^

そんな、暇つぶしになんて、ひづきまよさんの小説は、面白くて、つい読みいってしまいますよ^0^
続きが気になります~!

浪鬼さん

私の小説を全部読んで頂いて、有難うございます。嬉しいです^0^
文章的にそぐわない部分があるかも知れませんが、がんばります^0^/ 
2006/07/04 20:54  | URL | Kikurage #-[ 編集] |  ▲ top

--
おぉぉ!
戦闘シーン、凄い!迫力あります!^^
ゲルドリックの圧勝かと思いきや、意外とセグナって強い奴だったんですね!しまった><(笑)
でも、コレは勝てるでしょう!この死霊達なら!
次が気になるけれど・・・昼休みが終わってしまうのでこの辺で(笑)

あと、晴美が変な所で登場しませんように!(笑)
ポチッと☆
2007/01/10 12:55  | URL | chacha #-[ 編集] |  ▲ top

--
chachaさん

こんばんはです(^0^)/

いつも訪問して下さいまして、しかも、お昼休みの間に訪問して下さって有難う御座います。
感激しておりますm(_ _)mペコリ

セグナは、案外手強い相手です。
ゲルドリックも、病み上がりと言う事で、本来の半分の力量で挑んでおります。
この後、ゲルドリックの戦い方が露になります♪

階段を上って、追いかけている晴美は如何に!?
2007/01/11 23:17  | URL | Kikurage #-[ 編集] |  ▲ top

--
ゲルドリックさんが怨霊を炎に変える技は格好いいですね。僕はこういうタイプの技は結構好きです。
ターゲットを死霊たちに変えたセグナさんは死霊たちとどう戦うのでしょうか?
次回の展開に期待します
2007/02/20 14:28  | URL | 要 #-[ 編集] |  ▲ top

--
要さん

こんにちはです。

怨霊を炎に変える技は格好いいと言って頂いて、とても嬉しく思います(^0^)♪
ゲルドリックのこのワザを黒炎と称しております!

ゲルドリックの黒魔導術を堪能頂けますと幸いに思います!
2007/02/22 10:31  | URL | Kikurage #-[ 編集] |  ▲ top


コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する


▲ top
トラックバック
トラックバックURL
→http://title07.blog70.fc2.com/tb.php/17-380a6a1f
| メイン |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。