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[Necro Boy] 高所の徘徊者 (3)
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- 2006/06/15(Thu) -
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「何で、分かるの?」
晴美は、眼をまんまるにして聞き返す。 「術者の気配って奴だ。おれの様な魔術の使い手が近くに居るとすれば、お互いに魔道の気配を感じ取る事が出来る。それに、此処一週間。微弱ではあるが、数回魔道の気配を感じた」 怪我した箇所を摩り、動けそうだと、確認して言う。 「え?」 晴美は、ゲルドリックの言っている事が今一、分からなかった。 「早めに、飯を食べるとするか。夜には、そこに出掛ける」 そう言いながら、ゲルドリックは起き上がり、出掛ける準備を始めた。 「ちょっと、出掛けるって、あなたは、まだ怪我が治ってないんじゃぁ」 「大丈夫だ。あとはエネルギーの問題なんだ。心配は、無用だ」 「じゃあ、私も一緒に行く。心配だし」 「ダメだ。足手纏いだ。それに、危険すぎる」 「へぇ〜。誰があなたを匿ってるんだっけ?」 「何が言いたい?」 「匿る条件として、私も連れてけって言ってるの」 「馬鹿を言うな!お前は自ら危険に赴こうと言うのか」 「それは、あなただって一緒でしょ?」 「…………」 ゲルドリックは、それっきり黙ってしまった。そして、数分の沈黙の後、渋々了承した。 「その代わり、俺の方からも条件を出すぞ」 「うん。良いよ」 「まず、絶対俺の指示に従う事。それと、俺が何らかの理由でくたばったとしても、俺の事はほっといて、とにかく逃げろ。良いな?」 「………分かった」 「あと、これを、肌身離さず持ってろ」 ゲルドリックがポケットから何かを取り出すと、晴美の目の前まで腕を突き出して渡した。 それは、中央に青く色褪せた石が埋め込まれ、いかにも年代物の様な古びたペンダントだった。 「こ、このペンダントは、何?」 「唯のお守りだ」 「うん。分かった。持っとく。じゃ、これでお互いに話しが成立したと言う事で、ご飯の用意して来るね」 「ああ。そうしてくれると、助かる」 晴美は、ご飯作りをする為、台所に向かい、ゲルドリックは、出掛ける為の準備に取り掛かった。 |
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