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[Necro Boy] 自然共存を求む者 (33)
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- 2006/10/29(Sun) -
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リシェットが召喚した大蜘蛛、ソードスパイダーは、その場から上へと高く飛び跳ねる。 それを、眼で追うゲルドリック。しかし、夜の上空は、位置が確認し辛い為、途中でソードスパイダーを見失ってしまった。 「フン!端から、この場の状況を利用するとは、一応に、知能はある様だな……、いや、習性と言った方が自然か……」 ソードスパイダーの姿が確認出来ない上空を、首を左右に振りながら、辺りに気を配る。 だが、上ばかり気にし過ぎている為、ゆっくりと地面が、白く灰色がかった色に変わっていく事に、全く気付いていないゲルドリックだった。 その様子に、口を吊り上げて、笑みを溢すリシェットは、ゲルドリックに対して、望んでいる事は、苦しみと死のみ。 最早、憎悪に捕われた、著しく歪んだ感情だけが、彼女を駆り立てる。 ゲルドリックは、上空の警戒を続けいているその時、微かに、空気を切る音が耳に入った。 それは、やや前方の上空からだった。その音から、かなり早い速度で、接近して来る事に気付いたゲルドリックは、空中で前転する様に、横へ移動する。 ダッ! 飛んで来た物は、細く鋭い形状なのか、地面に突き刺さる音を立てた。 「………」 ゲルドリックは、降ってきた物が何なのか、調べようと、腰を落とす。 「……!!」 調べようと、ゲルドリックが、手を差し伸べた時、又、上空から空気を切る音が響く。 「チッ」 仕方なく、その場から後方へと、大きく飛び跳ねて、回避する。 ダッ! 2発目の攻撃も、1発目と同じく、地面に突き刺さる。 2発目の攻撃は、明らかに、空気を切る音が鳴ってから、地面に落ちて刺さるまでの間が、1発目より短い。 間が短いと言う事は、ソードスパイダーとの距離が近づいている事を意味している。ゲルドリックは、瞬時にそれに気付いた。 ゲルドリックが、2発目の攻撃を回避したが、間髪いれずに、空気を切る3発目の攻撃が迫っていた。 「クッ…、連続かッ!」 今度は、前へ蹴り込み、前方へ身を回転させる。 ダダッ!! 同時に2発の攻撃が、ゲルドリックの直ぐ後方で鳴る。ゲルドリックは間一髪で、3、4発目の攻撃をかわした。 「フッ、少し侮ってしまったか。早いとこ……何だとッ!!」 そう言いながら、上を見回すと、ゲルドリックの頭上にソードスパイダーが、既に迫っていた。 ドンッ! ソードスパイダーは、勢い良く地面に着地と同時に、前の足を地面に突き刺していた。 ゲルドリックは、何とか、回避に成功したものの、腰を捻って、倒れた状態にあった。 |
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